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2025年5月9日金曜日

SILENCE -CASHMERE GARMENTS- 受注会のお知らせ

 









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SILENCE 
受注会 in 愛知



日時 /5月16日(金) - 5月20日(火)
13:00 - 20:00

会場 /  愛知県名古屋市中区千代田3丁目27−14
※OVIE STUDIO新店舗での開催です。

SILENCE 25AWのサンプルが並びます。

どなた様でもご来場頂けますので、
お気軽にお越しくださいませ。


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「SILENCE」というブランドについてお話しさせて頂きます。



今シーズン(2025SS)より新たに取り扱いを開始したブランド。


現在、4型のご用意です。




新しいブランドを取り扱う時、
というタイトルでブログに綴っていますが、

「SILENCE」
に関してはしれっと取り扱いが始まっています。


その理由は、
「Leh」の手掛けるプロジェクト名だから。



「Leh」との出会いや、
デザイナーのお人柄については既に
で綴っています。


そのため、新たに綴る必要が無かった。



今回のブログでは、

・「SILENCE」というプロジェクトそのものについて
・OVIE STUDIO代表の僕から見た「SILENCE」

の2点をお伝えさせて頂きます。



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・「SILENCE」というプロジェクトについて



静寂の美学を追求し、洗練されたシンプルさの中に深い美しさを宿す。
華美な装飾を排したデザインで、ミニマルな中に真の豊かさを追求している。

カシミアやヤク、シルク等の毛糸が揃い、
ニット産業が盛んなネパールの土地で中でも
機械の設備環境、
クオリティ面、
職人の情熱が揃った
確かな実績と信頼を誇る類稀なニット工場と手を組み
僕らの【SILENCE 】というプロジェクトを始動




上記、デザイナー三上さんのinstagramより。




2025AW Collection LOOK








「SILENCE」については、
あまり多く語られていません。

インターネット上にもほとんど情報が無く、
デザイナー三上さんのインスタグラムが唯一と言える情報源。


ざっくりとまとめると、

Lehデザイナーが手掛ける
Made in Nepal
ならではの素材/クオリティに拘った
ニットブランド

といったところでしょうか。


始動したのが2024AW

まだ、LehのHPでも14型しか見ることの出来ない、
不思議なブランドです。








・OVIE STUDIO代表の僕から見た「SILENCE」


大前提で
Lehが手掛ける素敵なブランド
です。

Lehの作るモノは、
素晴らしい。

毎シーズン、
展示会で新作を見ることが楽しみで、
Lehのお二人とお話をしている時間が大切だと感じる。

素敵な箇所はLehのモノにもヒトにも幾つもあって、
綴り始めると長くなってしまうので、
今回は1箇所に焦点を当てます。




ー「モノ」に対しての「価格」ー



「これ、高くないですか?」




僕がLehに一度も放ったことが無ければ、過ぎったことも無い言葉です。



最近の服はとても高い。


原材料価格の高騰や、
物流費/燃料費/人件費の上昇、
為替の影響、
等々の複数の要因が絡み合っていて、
仕方がないことなのかもしれません。



Lehの価格ももちろん数年前と比べたら上昇しています。


全く同じモノが販売されることがないので比較が困難ですが、
定番のトラックパンツの場合、
2020年と2025年でざっくり¥2,000程の値上がりかと思います。


原価が上がってしまったら、
販売価格が上がる。


そうしなければ、
単純に利益が減ってブランドの存続が困難になってしまう。


理解できます。




今回僕が皆様に伝えたいことは、

Lehの
・値上げに対する考え方
・値上げに対する企業努力

です。



そもそもLehのお二人は、
モノをお客様に販売する上での価格に対して、
非常にシビア。


「どのブランドも値上げの波が止まらない中で、
Lehはあまり上がらないですね」

と僕がLehのお二人に話すと、

「お客さんが買えなくなってしまいませんか」

と返ってくる様なお二人です。


先日伺った展示会で頂いたオーダーシートは、
修正ペンでぐちゃぐちゃになっていました。

オーダーシートとは、
商品毎のサイズ展開や色展開、価格が記載されている資料です。

その価格の箇所が何度も書き直されていた。

理由を聞くと、
直前になって「高いな」と感じて修正した
とのこと。

元々記載されていた値段も、
決して高くはない、
原価から販売価格を計算したら妥当な金額であったはずです。


Lehのお二人は、
何十年経ってもずっとお客様側の感覚を忘れないんだな、
と感じた瞬間です。



僕たちセレクトショップは、
モノの原価を知ることは出来ません。

Lehのトラックパンツの生地代がいくらで、
縫製工賃がいくら、刺繍代がいくら、
といった情報を知る術はありません。

ブランドが利益をどれくらい取っているのか、
判断することが出来ない。


その状況下で、
お客様に自信を持って
「モノ」と「価格」
を提案するためには、
デザイナーのスタンスに対しての信頼が必要不可欠です。

その信頼がLehのお二人にはある。




近年の極端な値上がりによって、
感覚が狂ってしまったデザイナーや販売員が多く存在します。


「最近のパンツは〜万円超えてしまうのが普通だ」

という、そのブランド/お店の「普通」を押し付ける様な人々です。


それは確かに見方によっては「普通」なのかもしれないけど、
お客様に「モノに対してその値段は高い」と思われてしまっている。

その結果、日に日に、少しずつかもしれないけれど、
信頼を失ってしまう。

ということを真摯に受け止めなければいけない。




値上げが悪ではないことは、
僕もLehのお二人も分かっています。

だから、値上げが悪いと言っているわけではありません。


ではどうするのか。


上で話したように、

原材料価格の高騰や、
物流費/燃料費/人件費の上昇、
為替の影響、

といった価格を維持することが不可能な要素が詰まった時代です。



そんな時代の中で、
Lehが導き出した1つの答えが、
「SILENCE」
なのだと僕は捉えています。


あくまで僕の感覚的なところではありますが、
「SILENCE」
はモノの良さに対して値段を安く感じることが多い。


例えばこちらのパンツ


コットン95%/カシミヤ5%の素材で、
膝あたりまで2重の作り、
デザイン性も高い。
生産数も多くない。

お値段は¥19,000+tax

もちろん人によって「高い」と感じられることは理解しています。

ファストファッションブランドが1万枚作ったら半値以下になるでしょう。

ただ、
Lehの衣服はファストファッションでは無いし、
大量生産に向かない高いデザイン性/アート性を持っています。

色々なバランスで世の中の相場がある中で、
こちらのパンツはモノに対して「安い」
と僕の浅い経験の範疇では御座いますが、判断しています。



何故、この価格が実現出来ているのか。


一言で伝えると、

Lehの企業努力
に他ならない。


Lehデザイナー本人が定期的に日本からインドに、
インドからネパールにわたり、
現地の職人とコミュニケーションを取りながら、
真摯にモノづくりを行なっています。




商社を仲介すれば、
現地に行くことなく東京にいながらネパール製のモノを作れるでしょう。

その方法を取った時に、
仲介料が必要になり、
その分の費用が販売価格に乗ります。


複数人が間に入ることで、
コミュニケーションが複雑になり、
100%デザイナーが求めるクオリティを実現することは困難になるでしょう。


ネパールの素材(カシミヤ等)を輸入して日本で生産することも出来ますが、
ネパールの伝統的な編む技術を活かせないのに加え、
先進国(日本)の人件費となってしまい、
販売価格が上がってしまうでしょう。



もちろん、
商社に依頼することのメリットも把握していますし、
僕自身日本人として日本の技術に誇りを持っていますので、
決して商社や日本を否定するつもりはありません。




Lehは長く濃い時間を、
インド/ネパールで良いモノづくりをするために費やしてきた。


その努力が、
「SILENCE」
としてカタチになった。


「SILENCE」は、
Lehだからこそ可能な、
真似しようと思っても真似が出来ない、

参入障壁の非常に高いプロジェクト。










「値上げ」は時代やその背景にとって必要な時もあります。

その時代に直面した時に、
ただ単に値上げをするのではなく、
ブランド/デザイナーの試行錯誤が必要だと考えています。

その試行錯誤の結果としての値上げであれば、
お客様にもご理解頂ける。


時代のせいにして、
周りも値上げしてるから、
そんな感覚での値上げは、
お客様を馬鹿にしている行為であるとすら感じます。







僕は展示会でモノを見た時に、
「モノに対して高い」
と一瞬でも過ぎったモノは絶対に仕入れません。



お客様に自信を持って
モノ
その価格
をお伝え出来る



OVIE STUDIOはそんなお店であり続けたいと考え、
これからも日々努めて参ります。






最後に、

Lehの販売価格の何割かが、
僕たちセレクトショップ(販売店)の取り分となっています。

僕たちの存在も、
値段が高くなってしまう理由の一つということです。

現状は、セレクトショップ(販売店)の価値を信じて、
僕たちの取り分を踏まえた値段付けをしてくれている。

それは、
セレクトショップ(販売店)がなければお客様の手元に届かないから。

ブランド→販売店→お客様

の流れが必要であるからです。

ただ、
ブランド→お客様
の構図が少しずつ増えてきました。

セレクトショップに卸さずに、
ブランドが直接販売するから、
セレクトショップの取り分を考えない値段付けが出来る。

そこを強みとしているブランドもちらほら見かけます。

ブランド→お客様
として直接販売するためには、
「販売員の人件費」や「管理費」、
「広告費」といった別の費用が必要となります。

その別の費用と、
僕たちセレクトショップの取り分が仮に同額の時に、
僕たちの方が多くのお客様に満足して頂ける。


それが存在意義だ、
とこのブログを綴ることで改めて認識しました。


僕たちは、
OVIE STUDIOをご利用頂けるお客様、
共に歩んで頂けるブランド/デザイナー、
全ての関係者の皆様にとって、
必要なお店であり続けたい。

そのためにスタッフ一同、
日々努めて参ります。




長文にお付き合い頂きまして、
誠にありがとうございます。









SILENCE 2025AW受注会は、
オンラインショップでも開催予定です。


全国の皆様に
お楽しみ頂けましたら幸いです。










OVIE STUDIO(オヴィエスタジオ)

住所/ 愛知県名古屋市中区千代田3丁目27−14
営業時間/13:00~20:00



銀行振込/代引き/クレジットカード/分割・リボ払い選択可










2025年4月22日火曜日

移転のご案内(スタッフ募集も兼ねて)

 








2025/4/27


OVIE STUDIOは下記住所に移転致します。

名古屋市中区千代田3-27-14




移転業務のため、
4/24(木)25(金)26(土)の3日間は
店舗営業をお休みさせて頂きます。


4/27(日)より、
新たな店舗にて営業開始致しますので、
変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します。











新店舗は受注会等のイベントで使用していた
鶴舞の店舗です。




現店舗では年々、
手狭に感じることが多くなってきていました。






新店舗ではもう少しゆったりと
お過ごし頂けるかと思います。




最寄駅は「鶴舞駅」

JRと地下鉄が御座います。

駅から歩いて5分ほど、
店舗の前には2台分の駐車スペースが御座います。

土日はお店の前の道路が路上駐車可能となります。

電車の方もお車の方も、
お越し頂きやすい店舗ですので、
是非ご来店くださいませ。








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移転に伴い、
久方ぶりにスタッフを募集致します。


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[職種]
販売運営スタッフ/アルバイト
※販売経験不問
※最長試用期間3ヶ月
※正社員登用制度有り


[ 募集人員]
2名


[勤務時間]
12:30-20:30(週2~5日)


[応募資格/条件]
※東海三県在住の方(自宅から勤務地まで一時間以内 )
※長期間働くことを希望している方
※20歳以上30歳未満の方



[応募期間]
このブログが掲載されている期間中
※決定次第こちらのブログは非公開になります


[応募方法]
①履歴書(要本人手書き)
②全身写真
③twitter/instagramアカウントURL
①②③をメール添付、もしくは郵送にてoviestudioまでご応募ください


mail:
oviestudio@ovie.jp

〒460-0011
名古屋市中区千代田3-27-14
TEL:052-684-7269




※履歴書の返却は一切致しませんので予めご了承ください。
※面接を行わせて頂く方のみにご応募から2週間以内に連絡をさせて頂きます。
※店頭での手渡し、電話での応募は受け付けておりません。

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興味を抱いてくださった方は、
過去にスタッフについて綴ったブログをご一読ください。



2019/10/18


2019/4/10


2015/11/27


2015/4/16





更新日から長い月日が経過しております。

そのため、今の僕が見たら違和感があるのかな、と思いましたが、ほとんど変わっていませんでした。

今も同じ気持ちです。




取り敢えず人が欲しい

ということは一切ありません。

我々OVIE STUDIOにとって最適な方で、
その方にとっても
数あるお店の中でOVIE STUDIOが最適である、
と互いに思えるご縁がありましたら幸いです。



最後に、
2021/3/21にOVIE STUDIOを卒業した
くわはらひなたのブログも是非、
ご覧ください。













代表
吉田







2024年6月10日月曜日

SUÉSADA × BISHOOL キャップのご紹介

 

入梅も間近となり、

不安定な時期が続くこの頃ですが

いかがお過ごしでしょうか。


本日は、先日届きました、

SUÉSADA × BISHOOLのキャップを

ご紹介させていただきます。


SUÉSADA × BISHOOL Symbol Cap


以前にはSUÉSADAが定番で作っているシャツやパンツを
BISHOOLの生地で作っていましたが、
今回はキャップが展開されました。

SUÉSADAが定期的に作っているキャップを
BISHOOLの衣服にも用いている
"尾州"の拘りの生地で仕立てています。


キャップというカジュアルな印象のアイテムですが、
BISHOOL定番のウールギャバジンの生地や、
今期展開されたレーヨンのドビー生地など、
上品な印象の生地を用いることで、
様々な装いに合わせていただきやすいデザインです。

SUÉSADAのブランドアイコンとも言える
ピンクゴールドの金具を随所に用いております。





























2種類の生地で4色の展開です。

通年でご利用いただけますが、
今からの時期の日差しよけにも
重宝するかと思います。

普段帽子を被らない方にも
ご利用いただきやすいデザインです。

ぜひ、Online Shopも
ご覧いただければと思います。