昨日、YANTORから別注アイテムが到着しました。
今回は2/22にOVIE STUDIOが周年を迎えることもあって、「特別なモノを」という考えのもとYANTORデザイナーと打ち合わせを重ねました。
様々な案が出た中で、「これだ!」となったアイテム。
それは2015年に展開された初のkesa coat。
現在ではYANTORを語る上で欠かせないアイコニックピースとなっているkesa coat。
仏教の僧侶が身につける「袈裟(ケサ)」をヤントルらしい解釈で今世のコートとして表現したアイテムです。
初めて展開されたのは2015年でした。
こちらがkesa coatを着用した2015AW LOOK。
当時からYANTORを知ってくださっている方にとっては衝撃だったのではないでしょうか。
正に「他には無い服」
当時の生産数は僕の知る限りでは非常に少量。
10~15着程でした。
そのため、即完売、再入荷不可といった状況。
1年、2年と経過した後でも再入荷のお問い合わせを頂いておりました。
当時は今回の別注企画を予定していなかったため、「ありません」と答えてしまっておりました。
申し訳ございません。。
2015AW展示会時の写真。
着用モデルはスタッフすみか。
確か、初めての展示会同行の日でした。
だからなのか僕個人として、こちらのkesa coatには強い思い入れがあります。
初期のkesa coatの最大の特徴は「Bi-color」であるということ。
このシーズンに展開されたのみで、その後1度も制作されておりません。
YANTORデザイナーのお二人は非常にモノづくりへの拘りが強く、
「人気だからという理由で同じモノを何度も制作しない」
といったことをよくお話しされています。
僕たちセレクトショップとって、「人気なアイテム」が展開されることは嬉しいことです。
お客様も喜んで頂ける方が多いかと思います。
その反面、僕にとってはYANTORデザイナーの「作らない」というスタンスも同レベルで嬉しいことなんです。
「あぁ、こういう人たちが死ぬまで服を作り続けるんだろうな」と思わされるお2人。
そんなお2人だからこそ、今回は「ただの復刻」ではありません。
当時のkesa coatには付けられていなかったボタンが付けられたり、パターンの若干の修正が施されています。
当時の見た目をそのままに、利便性や着心地をアップグレードしたkesa coatです。
model:kimi
height:172cm
size:FREE
こちらが今回入荷したOVIE STUDIO limitedのkesa coat。
今回も生産数は限られておりますが、2015AWのkesa coatを探されていた方と、こちらのブログをご覧頂いて知った方にはしっかりと届けられる着数かと思います。
風になびいたり、はらんだり、YANTORの衣服の特徴である
「衣と身体の関係性」や「着用して重力がかかることで完成する」感覚を実感して頂けます。
ボタンが付けられたことによってさらっと羽織るという感覚に加えて、コートとしての実用性も高められています。
YANTORと共に制作した力作です。
是非、袖を通しにいらしてくださいませ。
おやすみなさい。
OVIE STUDIO(オヴィエスタジオ)
住所/名古屋市中区大須2-15-42竹内ビル3F
TEL/080-3655-4146
MAIL/oviestudio@ovie.jp
営業時間/12:00~22:00
定休日/水曜定休
銀行振込/代引き/クレジットカード/分割・リボ払い選択可
【取り扱いブランド】
BISHOOL